チロちゃんが我が家にやってきたのは、
確か1年くらい前の2010年の06月の上旬でしたから、
もうすぐで約1年となります。
思えば、我が家に地上デジタル薄型テレビがやってきて、
アナログブラウン管テレビの大きな存在感が液晶テレビに代わり、
少しだけ部屋が広くなったすぐその後に、
まるでその事を知っていたかのように、
絶妙なタイミングで我が家に引き取られる事になりました。
その当初は、生後、推定3〜4ヶ月くらいで、
右も左も分からないような無邪気な面立ちのピュアな子猫ちゃんでした。
初めて猫ちゃんと暮らす、まっさらな私たちこそ逆に猫1年生家族に対しても、
「ヨロシク」と言わんばかりの可愛らしくも小さな鳴き声で懐いてきたものです。
最初から非常に頭の良い子猫で、
エサのねだり方はモチロンですが、誰に教えてもらったのか?
家の家族に対しての甘え方も、トイレのしつけも、
寝る場所や自分のある程度の居場所までちゃんと理解しているようで、
1年生の私たち家族を困らせる事もあまりなかったようにさえ思えます。
でも、さすがに当初は野生の猫として生後数ヶ月間は野原で過ごしていたワケですから、
突然、何の脈絡もなく、野生の凶暴モードにも似たスイッチが入ってしまう事もたびたびでした。
そうなると、もう別人・・・いや、別猫の様に、
暴走スイッチ全開で部屋中を勢い良く暴走、
そしてその勢い余って窓の網戸に突進したり激突したりと大変でした。
網戸にしがみつきそのまま窓の外を静止状態で空中で観察したり、
時には聴いた事の無いような変な声で鳴いたり、
それはもう、おろおろする私たちを横目に、自由暴走を謳歌するわんぱく猫ちゃんでした。
半年位して、少しずつ行動に落ち着きが出てきまして、
今ではもう、昼間は決まった場所でいつものんびりとお昼寝するようになりましたし、
ときどき変なスイッチが突然に入って、
肩をすくめたような猛烈な横向きのスライドやドリフト金ちゃんG走りを猛烈に披露してくれたり、
ナチュラル天然ボケ猫なのか、
変なやわらかいボケ味をさり気なくかましたりしてくれたりと面白さも忘れていません。
猫家族2年生の私たちを適度に楽しませてくれたりもしています。
動物は一緒に暮らし続けると情も滲み出て発見する事が本当にたくさんあります。
そして暮らせば暮らす程、時間を掛けて更なる愛情と愛着が沸いて、ドンドンと楽しくなってきますね〜!
可愛いと心から思えるのはその猫の姿やカタチではなく生き方や存在感そのものなのかも知れませんね!