雨の伊豆ツーリングその３ 無事帰還！

気が付けば、まるで修行のようだった今回の伊豆ツーリング。

誰に頼まれている訳でもありませんが、

無事に生還できたご報告をさせていただいております。

雨の中、バイクで走行するのは、

止む終えない場合には仕方ありませんが、

出来れば極力避けたいものです。

（だったらもっと早く、熱海の辺りで引き返せよっ・・・ていう話だ）

今回は革のジャケットと革パンでしたので、

ウエアが雨に濡れる事はありませんでしたが、

レザーパンツに滴る水滴がどうしてもブーツの中に入って来てしまいます。

果たして、パンツはブーツの中にイン＆アウト、どちらがよかったのか。

まあ、でもそのパンツの構造にもよりますか。

くだらない話はさておき、

沼津インターから無事に高速道路へ乗り込みましたが、

雨でしかも真夜中の高速道路は危険極まりないです。

トラックが全体の６割くらいを占めます。

小さなバイクから見ると、それはまるでタンスが連なって走っているかのようです。

トラックから見ても私たち３台のバイクはほんの小さな存在感でしかありません。

スキを見てはいきなり割り込み、車線変更の雨嵐です。

御殿場あたりは、カーブの連続で、

おまけに山が連なっているせいか、濃い霧が発生していて、

目の前がぼんやりと白い世界に包まれながらの走行です。

前方を行く車の赤いテールランプが微かに見える程度でした。

ヘルメットのシールドも寒さと湿気でくもってきますので、

この時ばかりは寒いなどと、ワガママは言っていられません。

もちろん、フルオープンです。

こんな霧の中なら、虫は飛んで来ないでしょう。

顔中、雨と鼻水と前の車が跳ね上げる水しぶきだらけで、ぐしゃぐしゃです。

でも、もうここまで来たら気取ってなんていられません。

赤沢温泉館でリフレッシュした髪も顔も、元の木阿弥。どろどろです。

東名高速に乗ってしまえばこっちのもんよ！・・・と思ったのもつかの間、

この日一番の修行のような悪環境の中、

ミラーには後ろを走る２人のバイクと車たちのライトがボンヤリ映るくらいで

車種なんてまったく分かりません。

ただ、大きいか小さいか、迫るスピードが微妙に速いか遅いか・・・くらいしか。

で、気が付けば、赤いライトを点滅させた白黒のパトカーが

静かに右後方から並走して来ます。

わ！どこから追尾してたの？

こうした雨や霧に見舞われた時には、

濃霧注意報の発令により速度が上限50キロ規制に自動的に切り替わります。

結局、パトカーはそのまま静かに通り過ぎて行きました。

こんな霧の多い時に違反して停められたら逆に恐いですね！

後ろから追突されて、２次災害にもつながります。

寒さに震えながら、こうして何とか無事に家までたどりつけました。

朝から真夜中まで、丸１日無謀なツーリングにお付き合いいただきまして、

ジゲンさん、本当にありがとうございました。

またぜひ、今度は天気の良い日に走りましょうね。

これはこれで、思い出に残る楽しいツーリングでした。

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