出発してから約2時間。
御殿場インター〜東富士五湖道路までは順調に走らせていました。
さすがに、山中湖&河口湖周辺はちょっと寒いくらいでしたが、
それでもこの天気と景色を楽しめるんですから、全然問題はありません。
問題だったのは、私のSports1000S 車両でした。
うう〜ん。いったい何が原因なのか。
私とバイクの相性が悪いのか、何なのか・・・
で、一旦止まってしまったエンジンは、何をしようとも
ウンともスンとも言いませんので、結局諦めて、
またいつもの如く、頼りになるKMA緊急コールセンターに連絡しました。
とりあえず、富士吉田登山道の山の梺まで下ろうという事になり、
エンジンの止まってしまった故障スポクラ運転か、
もしくは足の全然届かない恐怖のハイパーモタード運転か?
私はどちらの車両に乗って富士山道を下るのかの究極の選択を強いられました。
押し問答の末、結局安全性を考えて、エンジンのかかっているモタードに乗るハメに。
「大丈夫や〜!ちょっと大きい自転車に乗るようなもんや〜!」
キャメラマンのあっけらかんとした無責任な言葉。
まさに、補助輪を取った自転車に初めて乗る小学生のように
全く足の着かない状態で、後ろから支えてもらいながら、
下り坂の惰性を利用しつつ、何となく走り始めました。
それでも、走り出してしまえば、
何とも軽々しく運転操作も軽快なモタードの走行の魅力に感動を覚えつつ、
ずっとこのまま永遠に走り続けられたら良いのに・・・
と、さっきの究極の二車択一押し問答の末に
仕方なくしぶしぶモタードに乗るハメになった事など全く忘れてしまっていました。
思いがけずいつもと全く違う異次元の乗り心地、
本当にまるで自転車を走らせるかのような楽しい感覚で、梺まで辿り着きました。
足付き性が良ければこれもまたスゴく魅力的なハイパーモタードという存在です。
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