この日は運良く、富士山からの景色も眺めも最高でした。
雲におおわれる事なく5合目から下の景色が見渡す限り綺麗に見られました。
富士山スカイラインはご存知の通り標高の高さゆえ天候も不安定で、
時折突然濃霧に包まれたりしますが、
今回は運良くもずっと青空が広がり気分も走りも最高でした。
久しぶりの楽しいツインスポクラツーリングでした。
帰り道はそのままショートカットで富士インターから東名高速道路に乗り、
気持ち良く高速ライディングを順調に推移させておりましたところ、
足柄SAを過ぎたあたりから予期せぬ、まさかのエンジントラブルに遭遇してしまいました。
スポクラシリーズの鬼門と呼ばれる定番のトラブル。
突発的なレギュレーターの内部パンクのおかげで、
またまた恐怖のエラーランプが点灯し始めてしまいました。
前にも2〜3回くらい起きたおなじみの怪奇現象でしたので、
その後、どうなるのかはおおよその予想はできていました。
今回は3車線もある高速道路を90km/h近くで走行中でした。
いきなりエンストされてはこれまた危険極まりないですし、
後ろから乗用車やトラックに不意に突っ込まれても困ってしまいます。
カメラをこちらに向ける主人に、身振り手振りで、
ランプが付いてしまった事を知らせようとしましたが、
会話が出来ないため伝わっているのかどうなのかも全く分からない状態で、
そのまま待避所にする筈の中井SAをうっかりと通り過ぎてしまいました。
その時点で、あ〜これは身振り手振りのゼスチャーでは、
今回のトラブルが全然伝わっていないな!と思い、
と同時に、速攻でもう一つの赤いエンジンチェックランプが点灯しましたから、
ギアチェンジしたまま、クラッチを離さずにあえて握りっぱなしにしました。
おかげで、何とかニュートラル状態で惰性でスピードダウンでき、
そのまま無事に路肩に緊急停車 止まる事ができました。
とっさの危険回避が反射的に判断出来て本当に助かりました。
このような現象になってしまってはもう、走行自体が不可能ですから、
いつもお世話になっています、お馴染みの緊急KMAカードを取り出しました。
早速ジャックスさんへ緊急連絡です。高速道路の路肩で救出を待つのは結構恐いですね。
自分が走っている時には想像もできないくらいのものすごいスピードでクルマが通過して行きます。
待つ時間は嫌な時間ですから1分1秒でも非常に長く感じます。
思ったよりも早くにお迎えのレッカーが到着してくれましたので助かりました。
そこから主人はそのまま 単独走行でSPRTS1000S で最後まで走行して帰路に向かいました。
私はDucati Paul Smart と一緒にトラックで修理先まで便乗させて貰う事になりました
AFFまで到着し先にクルマに乗り換えて、修理先のサービスのマルトミオートさんで待ち合わせしました。
いざという時に本当に心強い、ジャックス提携の緊急搬送サービス付きの特典が魅力です。