10月10日木曜日。
秋真っ盛りだというのに、
朝から真夏のような陽射しと気温でした。
この日は、997 GT3 で
ふらりと箱根まで試乗がてらお出かけしました。
GT3…って、言われても、一体どんな感じなのか、
はっきり言ってあまりよく分かりませんでしたが、
前に乗った、997 Carrera S と、実際に乗り比べてみると、
その違いは歴然です。
パワーはモチロン感動の爆発モノですが、
アクセルをほんのちょっと踏んだだけで、
マフラーから何ともいえないアグレッシブなエンジン音が溢れ出し、
「走ってる!」…感がダイレクトに体と脳に伝わります。
ちょっとだけ重めのクラッチを踏み込みながら、
ギアを1速に入れて発進するドキドキ感と、
右足のアクセルをじわりと踏み込み、シフトアップしていくと、
自分の思った通りにスピードに乗ってくる
手足の動きと車との一体感が何ともいえず快感で、
まさに、バイクに乗っている時の感触と似ている気がします。
GT3 の 6速MT も、最初は緊張しますが、
乗り慣れてくると、クラッチの重さも全く気にならなくなり、
むしろ、左足が重い分、軽く踏ん張りながらアクセルを踏めるので、
ギアがつなぎ易いような気もしました。
それでも、Carrera S と比べると、
ギアがちょっとシビアでデリケートと言いますか、
間違ったギアで走ると、すぐにエンジンの音と動きに連動してくれますから、
それも、まさに DUCATI のエンジンと似ている感じがして、
走っていても何とも言えず楽しいですね。
コーナーを高速で曲がった時のブレのない安定感や
かっちりとした足まわりとハンドルの操作性の良さは抜群で、
これはもう、完全にレーシーなスポーツカーです。
またまた、素晴らしい車と出会ってしまいました。
箱根の山道を、あのエンジン音で走っていると、
そんなつもりはないのに、他の車が追越し道路で車線を譲ってくれ、
ちょっとだけ申し訳ないような、恥ずかしいような気もします…
少し余談ですが、
オープンカーやスポーツカーに乗っている人は
なぜか帽子をかぶっている人が多い気がしたのですが、
エンジン全開でマフラーの音を楽しむために
屋根や窓をフルオープンにして走りたいと思う時に、
帽子があった方が、髪型が崩れなくてすむので、
私もつい、帽子を着用してしまいました。
これで、髪が顔や目に当たって痛い思いをしなくてすみます。
0 件のコメント:
コメントを投稿